では、あなたのその基準を使って本物を当てて下さい。
今から問題を出します。
4つの画像を並べます。
その中から本物の1円玉を見つけてください。
「答えは”本物はない”でした。」
なんて、そんなオチはなく必ず本物があります。
絶対に財布の中にある1円玉を見ずに、
あなたが本物の1円玉だと思うものを選んでください。
前置きはこれくらいにして。
では、
下の画像の中から本物の1円玉を見つけて下さい。
(答えは下の画像の右の△をクリックして、左にスライドさせると分かります。)
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分かりますか?
ちなみに僕は分かりません。笑
何故見る頻度の高い1円玉を、
識別することが出来ないのか?
それは僕らが、
やるべきことを済ませるのに必要な情報にしか、
注意を向けないからなのです。
心理学の分野では、こういった現象を、
「顕著なてがかり」と呼んでいます。
人は毎日、物を見たり、においを嗅いだり、
音を聞いたり、何かを触ったり・・・
様々な経験をしています。
しかし、
“それら全ての情報を処理するのは無理”
だと脳が無意識に自覚しているのです。
ですので、
「銀色、1と書いてある、小さい」
このように少ない情報から1円玉と判断しているのですね。
それ以上は1円玉と判断するのに不必要なのです。
もちろん、
これらは一般的な人の『顕著なてがかり』です。
コイン収集家の人などの『顕著なてがかり』は、
「色、大きさ、図柄、材質・・・」
このように僕らより多くの判断材料を持っているのです。
『顕著なてがかり』の例を見てもらうと分かるように、
あなたは毎日多くのものを見ているようで全てを見ていないのです。
例えば、
あなたが「レクサス」という車を欲しくなるとします。
CMを見てかっこいいと思ったから、
雑誌を見て機能が凄いと思ったから。
理由は何でもいいです。
好きになれば注意してみるようになります。
そういう時に道を見ると、
「今日はレクサス多いな。」と感じませんか?
しかし、
毎日同じ程度のレクサスは道を走っているのです。
あなたがレクサスを注意してみるようになったため、
レクサスが多くは知っていると感じるのですね。
そして、
この概念はビジネスに活かせます。
例えばブログ。
多くの駆け出しアフィリエイターや、
お金をネットで稼ぎたい人は、
毎日多くのサイトやブログを徘徊しています。
しかし、
全て見ているつもりでも、
あなたのサイトは記憶に残らないかもしれません。
先程言ったように、
『人は全てを見ているようで見ていない」からです。
では、
どうすれば記憶に残りやすいサイトになるのか?
それは、
『顕著なてがかり』をこちらから、
提示してあげればいいのです。
「これがあるのは、あの人のサイト」
逆でもよくて、
「あの人のサイトはこれがある。」
そのようになる、
『顕著なてがかり』のあるサイトを作りましょう。
具体的には、
『顕著なてがかり』が目立つデザインをすればいいのです。
僕であれば、ヘッダーで『顕著なてがかり』を提示しています。
このヘッダーってよく、
「インパクトがあって、頭に残る」と言われます。
つまり、
『顕著なてがかり』を提示できているということなのです。
そのうち僕は、
「あっ!Destroyの人だ!」って言われるようになるでしょう。笑
芸人も名前より、
ギャグやネタで呼ばれたりしますよね?
「ヒーハーの人!」とか。(ちょっと古いですが)
このように、
人は『顕著なてがかり』にしか注目しないのです。
これを忘れずサイト作りをしてみて下さい。