翔です。
今回は物販ビジネスを行う上で避けて通れない、悪どい購入者が使う技と対策をお伝えします。
『 すり替え 』とは
今回紹介するのは『 すり替え 』というテクニックです。
主にAmazonで行われることが多いのですが、メルカリでも起こり得る事態ですので把握しておいてください。
「すり替え」とは、たとえば、あなたがパナソニック製の美顔器を販売していたとします。
無事に売れて出荷→購入者の元へ到着→初期不良等の理由で返品を求められる→なくなく返品を許可
しかし・・・
返品されてきたものが、中国製の美顔器だった。
これが「すり替え」という手法です。
「いやいや…それはさすがに気づくでしょ」と思われますが、Amazonでは返品商品が多すぎて返品された商品の中身をAmazon側が把握していません。そのため、こういった事態が起こった場合、出品者が気づかなければ何度も被害にあってしまうのです。
また、こういったわかりやすい「すり替え」以外にも、
・同じ商品の壊れた商品に(「すり替え」られて)返品された
・中古品に(「すり替え」られて)返品された
こういった気づきにくい「すり替え」も現状起こっているのです。
さて、こういった問題を回避するために私たちに何ができるのでしょうか。
間違った対策
1.購入者がモラルのある人間かチャットから判断する
2.返品を絶対にさせないために手紙を入れる
3.そもそも「返品不可です」とメルカリのプロフィールに記載
1は難しいと思います。そういったモラルに欠けたことをする人間はある意味賢いので、チャットの間だけいい人間を演じるのは容易い。
見抜くのは至難の業だと思いますし、基本的に「すり替え」をする人間はごくごく少数です。
そんな少数のために多数の良質な購入者に疑ってかかるチャットをするのはどうかと思いますし、リピーターなんて絶対にできませんよね。
2と3もやめましょう。
メルカリの規約にはこのように記されています。
5. キャンセル及び商品の瑕疵
本サービスの利用にあたり、出品者及び購入者間の合意がある場合を除き、商品の注文後のキャンセルはできないものとします。 商品に瑕疵がある場合、商品説明と実際の商品が明らかに異なる場合、梱包の不備により配送時に商品が破損したなどの場合は出品者が責任を負うものとし、出品者の責任及び費用により、返金、商品の返品、修理、交換等の対応を行うものとします。但し、第 12 条第 3 項に定める取引完了前の場合において、出品者及び購入者が弊社所定の方法により、弊社に対し、取引のキャンセル及び商品の返品が完了した旨を連絡した場合において、弊社がこれを認めた場合は、メルペイ社が同社所定の方法により返金に係る金銭を出品者から受領し、これを購入者に返還します。購入者は、メルペイ社に対し、出品者が購入者に対して支払う当該金銭の代理受領権限を付与するものとします。
購入者都合・・・たとえば、思ってた色と違う、やっぱりいらなくなった、などの購入者都合の返品は受け付けなくてもいいです。
ただし、商品が届いた瞬間に故障していたなどの問題があり、かつ、評価前であればメルカリの規約上出品者が保証しなければならないのです。
出品者が無視をして連絡や返品に応じない場合、購入者から評価「悪い」をつけられることになります。メルカリで出品を行っている方なら分かると思いますが、評価「悪い」は1つでもついたら致命的なものです。
では、どのように対策すればいいでしょうか。
正しい対策:控えを作る
発送前に、
・商品の写真を撮っておく(様々な角度から2枚~3枚)
・シリアル番号など固有の識別できるものがあれば写真とメモ
これを確実に行っておくことです。
かなり面倒に思いますが、「すり替え」の対策としては有効です。
最悪「すり替え」が行われて、中古品が返ってきたとします。
その時にメルカリの運営に、
・発送前に撮った写真
・(あれば)シリアル番号
・返品された商品の写真
を送ることで
・商品代金+発送料の補填
・購入者への処罰
・当然購入者が評価を行えないように対処
これらを行ってくれる可能性が高まるのです。
「いや、でも商品の写真を毎回撮るのは面倒・・・」
と思われるかもしれませんが、撮った写真はなにも「すり替え」対策だけにしか使えないわけではなく、それをメルカリの出品画像に利用すればいいのです。
出品画像に使うことで証拠としての効果がより高まりますので、ぜひやってみてください。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。